私たち日本人はヨーロッパで生まれた楽器を吹いているわけですが、そこにはあまり気付かれていない落とし穴があります。
それは日本語。
毎日しゃべる日本語です。
日本語は口の周りの筋肉を使わなくてもしゃべれますね。英語、ドイツ語、イタリア語、色んな外国語に比べてアクセントもなく、平坦に喋っても通じますよね。
ご自分のほっぺたに手を添えながら、あいうえお、かきくけこ…と言ってみてください。
あまりほっぺたは動きませんね。
では、あえいおう、かけきこく…ではどうでしょう。
変わらないという人もいるかもしれませんが、多くの人はほっぺたが動いたと思います。特に『あ』から『え』に移る時。
この時使われている表情筋が日本人には足りません。
私はこの事を海外の先生のレッスン中にすごく実感しました。
ヨーロッパの楽器を吹くんだから、ヨーロッパの人がやっていること、すなわち会話、ヨーロッパで使われている語学が大事な理由がここにあると実感しました。
海外の先生と会話するためにも、私はイタリア語ですが、語学を勉強し、実際に会話をしていると、不思議と楽器の音が良くなりました。
アンブシュアにプラスして、頬を少しあげるというか、『あえいおう』の時の筋肉を意識するだけで、音は良くなります。私はクラリネットしか吹けないので全ての楽器に言えるかはわからないですが、少なくとも西洋の楽器は当てはまると思ってます。
気になる方はお試しください。
そしてレッスンもやってますので、お問い合わせください。個人、団体(楽団など)、学校、全て対応しております。
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