Recital “Risa×Ripa”
リサイタルにお越し下さった皆様、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
リサイタルを終えてまず思うことは、お客様がいることの嬉しさです。
作曲家がいて演奏者がいてもコンサートは成り立たなくて、聴いてくれるお客様がいるから音楽が成り立つことをすごく感じました。
そしてクラリネット界から村井祐児先生、鈴木良昭先生、船木喜行先生という私のとても大切な先生が3人もいらしてくださり、喉から心臓が出てきそうなほど緊張しましたが、ものすごく嬉しかったです。
来てくださった皆様からの講評を聞いてると、人気なのはリゴレットとブラームスでした。あと意外とペンデレツキ。そしてアンコールの愛しい人よ。
全体的な選曲はバランスが取れてて良かったそうですが、1曲目にフランセのバリエーションをやるのはやはり怖かったです(^^;;
ブラームスのソナタは演奏している人の人生が映し出されるように思います。本番はやや先を見すぎたため、思い返すと、味わい方が薄かったりまだまだ淡いなぁ…なんて思います。だんだんと情感豊かになっていけるようにまた向き合います。
写真はないのですが、前半はシャンパンゴールドのドレスで、後半は写真の通りネイビーにしました。
曲のイメージでドレス変えると、私も気分が変わるし、お客様も視覚が変わり、良い効果が出ました。着る物大事ですね。
思い返すと反省点ばかり出てくるのがリサイタルなのかもしれませんが、Ripaの音色の良さ、音の遠達成はほんの少し伝えられた気がします。
楽器全体が繊細すぎて、調整しても翌日には変化してしまうなんてしょっちゅうです。本番3日前にやってもらいましたが、我慢できず当日会場入り前にリペアさんのところに行きました。まだRipaは日本の気候に慣れていなくて色々と大変ですが、これからも私は常に持っている好奇心でRipaと向き合っていきます。
また聴いてください。
山内利紗
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