昨年の12月頃、恩師の鈴木良昭先生からモーツァルトのグランパルティータのお誘いをいただきました。すごく嬉しかった。
グランパルティータは抜粋でしかやったことがなかったので、全曲できることはもちろん、先生がアナリーゼして皆で理解を深めて本番に挑むというコンセプトがとても嬉しかったです。
プロって大体2、3回練習したら本番で、寄せ集めであればあるほどリハーサル中のディスカッションは少なく、お互いのベストを出し合って本番、というのが多いと思います。
ですが今回は先生のアナリーゼ付き!
13人全員が集まったのは本番の前日だけだったので、練習時間としてはかなり少ないのですが、4月からアナリーゼする時間がありました。
自分一人であそこまでできる自信はないですが、でも何か作品を演奏しようとしたらあそこまで理解を深めていないと本質を楽しめないな、と感じました。
6月17日にコンサートがありましたが、どんな演奏だったかというと、生きた音楽でした。
モーツァルトがいるかのような感じでもありました。
良昭先生の音楽を奏者が表現し、生きていました。
上手な演奏は世の中たくさんありますが、生きた音楽ってかけがえのない時間だし、あの空間にいた人たちは元気になったと思います。
音楽の本質を実感したコンサートでした。
このコンサートに四戸先生をお誘いしました。
四戸先生は学生の頃からずっとお世話になっています。
そして全員の写真。奏者は皆さん名高い方ばかりです。
そして海鋒先生。
良昭先生がいつもポコちゃんと呼んでいる先生。ご挨拶に伺うと、一言目が「あなたタンギング名人だね」でした。そうです、この曲のヴァリエーションの2番クラリネットに出てくる16分音符は、なんと今回すべてタンギングでした。
初練習の時にスラーで吹いたらダメと。。たくさん練習しました。
やるしかないとできるようになるものですね。分散和音での色のコントロールはまだまだ課題ですが、タンギング自体は音域によってダブルを使って頑張りました!
ripaの楽器を気にかけてくださいました。この歳になって良い音しているねなんてなかなか言われなくなってきたけど、実際言われるとやっぱり嬉しい。
金崎先生、伊藤裕悦さんも呼び、同窓会のようになっている様子を見れたのも嬉しかったです。
会場にいるみんなが笑顔でした。
音楽って本当にいいなって思います。
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